初の新人公演観賞 星組公演「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」

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初の新人公演観賞 星組公演「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」

宝塚歌劇を観だしてはや数十年。ようやく入手困難チケットのひとつの「新人公演」のチケット手に入れました!! と感激したのは約一ヶ月前。そして今日まで「公演中止にならにで〜」と願いならついに29日を迎えました。

ここで入手困難チケットのお話をしましょう。宝塚歌劇のチケット入手にはいくつかの方法がありますが、ツアー以外で公演初日・新人公演・千秋楽を入手するには宝塚友の会の一次抽選がほぼ唯一の入手方法となります。この抽選も当選率(前年のポイント等々)あり、私のような年数はいってるけどライトファンは中々当選率が高くなりません。しかし、今回当選したのです!!通知が来た時は「なんかの間違いじゃないの?」と思ってしまうくらいに「当たるはずがない」というしろものです。

そして29日、勿論平日です。仕事?そんな物は新人公演の前には塵でしか無いのですよ。溜まりに溜まった有給を当てて休みです。

朝から小雨が降っていますが大阪へ向けて移動開始です。公演は18時からですので、行きたかった展覧会によって劇場へ。劇場は多くの人で勿論満席。座席はB席だったのですが10列目となかなかのポジションと、開演に向けて期待が膨らみます。

18時舞台がはじまり、どことなく見る側と演じる側の緊張が伝わってきます。歌も新人公演だとかんじさせる強いエネルギーがあり、普段とはまた違う心にグッとくるものを感じ、どこか「いいなぁ」「がんばれ」と「お前に言われなくても大丈夫」と言われそうな事を思いながら観せていただきました。詳しい物語の内容は、数々の宝塚ファンの皆様が書いていただいておりますのでそちらにお任せいたしますとして、簡単に少しだけ。物語中盤のふとした勘違いとすれ違い、悪いタイミングで全てが動きだし、終盤に向けて大きな動きとなります。最後は決してハッピーエンドでは無いけれども、一人の想いを強く感じるエンディングでした。

終演後の舞台挨拶(これもファンにとっては本当に嬉しい)でも、普段の稽古の話や演目への思いが語られ、目頭があつくなりました。そして幕が降りるとお約束の二度目のアンコールも勿論あり(笑)初めての新人公演は非常に思い出に残る舞台の一つになりました。

友の会等に入っていないとなかなか見る事が出来ない(入っていても難しい)新人公演ですが、もし機会がありましたら一度は観ていただきたい。おすすめです。

左の写真は、新人公演の時に来場者に配られるパンフレットです。本公演用とは異なり、配役紹介とインタビューが掲載されている簡易版になっています。

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